BAOキッズドラムスクール

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自分で考えて行動できる子に♩

「譜面に書いてある部分」と「そうじゃない部分」 ②

譜面に書いてない部分は学生時代、オリジナルバンド含めてトータル30〜40くらいのコピーバンドを経験したおかげで結構感覚がつかめてきてました。

好きなジャンルとかとかそんなに好きなジャンルじゃないとか関係なしに片っ端からやってみたのがいい経験になった感じです。最初は間違わずに最後まで叩ききることに必死でしたが、だんだんと周りの音を聴いて自分の演奏を合わせることや、キメる所、単調にリズムパターンをやるところ、ブレイクのタイミングやベースとの絡み方など、とにかく自分たちも聴いてくれる人たちにも気持ちいいサウンドを目指して。

今日は、しばらくこの自分の「バンドをサウンドさせる力」を信じてやってたのが、次第に見えない壁にぶち当たるという話です。

俗にいう縦のラインが甘い。この縦のラインこそ、タイトルにもある「譜面に書いてある部分」なんですねー。自分とメトロノームで合わせる縦のラインとバンド全体で合わせる縦のラインがあるんですが、バンドスコアを見ると各パートの譜面が何段かに分けて書いてありますよね。あの譜面の1番上のパートの1小節目1拍目の音から1番下のパートの同じ1拍目まで定規で線を引くイメージです。いくらでも縦のラインが引けますよね。1拍目、2拍目・・・って感じで。これが8分音符、16分音符、と細かくなればなるほど各パートをかっちりかっちり合わせていきます。これをバンドじゃなくてメトロノームと合わせるのも縦のラインの練習。4分音符、8分音符、3連符、16分音符・・・今ならもうタイミング合いすぎてメトロノームの音が聞こえなくなるところまでやりますが、当時はまーぁテキトーにやってましたよねー。そこをおろそかにしてることで、なんとなくバンドがフワフワして安定感がなく、もう1歩先に進めない、なんてことは考えもせず。

そしてしばらく闇を彷徨います。ドラムもバンドも停滞します。そのことに気付くのはもう少し先の話。

譜面に書いてあることをその通り演奏できて、縦のラインを合わせるのが得意なのが吹奏楽部出身の人というイメージです。
私が卓球部で毎日外周をランニングしてる時も球を打ってる時も休みなくパート練習ではメトロノームに合わせ、全体練習では指揮者に合わせる。3年間同じクラスで席が前後で毎日一緒にお弁当を食べてたお友達が吹奏楽部でトランペットを吹いてたので、練習の内容もよく話してくれました。あれだけの人数で1曲を完成させるんだから、縦のラインで正確に合わせないとぐっちゃぐちゃになりますよねー。そりゃもう安定感抜群になるわけです!私がやってこなかったことの全てですね(笑)

 

じゃぁ「譜面に書いてある部分」から入った人は一体どこで壁にぶつかるのか。それが横のノリの部分、つまり譜面に書いてない部分なんじゃないかなー。というのが私の見解なのですが、続きはまた次回♪

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